肥料。

先日一人であいだみつを美術館に行った。通算3回目。

前に受けた研修で、本屋に行くと目に飛び込んでくるものがあり、

そのタイトルが潜在的に求めていることだと聞いたことがある。

 

 

 

面白いもので、あいだみつを美術館にある無数の言葉の中から

いくたびにインプレッションをもらう言葉が違う。

 

 

 

最初は「そのうちそのうち日が暮れる」

2番目は「幸せはいつも自分の心が決める」だった。

今回は意外だった。その言葉は「肥料」というタイトルの言葉だ。

 

 

 

あのときのあの苦しみも

あのときのあの悲しみも

みんな肥料になったんだなあ

じぶんが自分になるための

 

 

 

なぜこの言葉が胸に入ってきたのか。

それは大きく分けて2つのストーリーが自分の中にあるからだ。

 

 

 

1つ目は評価をとれたということ。

想定より差は大きくないけれど、同期の中で明確に昇格できた人間と

そうでない人間が存在する。

 

 

 

僕は昇格できた側に入れた。

それはある程度自分自身がやってきたことを認めてもらえたということ。

6年目までの自分が一生懸命戦ってきたからこその評価であるし

そして今の自分があるのはそのおかげなんだと思っている。

 

 

 

もう1つは5月に追い込まれたことだ。

あそこまで追い込まれて、人生を今一度見直したからこそ

今の自分がある。

 

 

 

行き過ぎそうになったときに

自分にとってエッセンシャルなものは何かを

心に振り返ることができる。

 

 

 

そして、今自分なりに頑張ろうと思える仕事に出会えていること。

それはとても大きなことだし、少しずつ自分の自信になっていると思う。

 

 

 

金曜日にヒカリエに出社した。

季節はもう夏なのだけれど、3ヶ月ぶりのヒカリエの匂い

そして通勤路は冬の気持ちを思い出させた。

 

 

 

あの評価に囚われた不安定な気持ち。

そして自分自身に対しての自問自答。

なんとか1日1日を越えていこうともがく日々。

 

 

 

そんな日々と比較すれば、少しは成長できた気がする。

見えている世界も違うし、自信を持っていることに気づく。

他人よりも大きくて苦しい仕事をやっている。

 

 

 

「報われるのかな。やってよかったと思うのかな。今のままでいいかな。」

そんなことを思う日々だけれど、きっと今の仕事でのもがきが

いまの自分に自信を与えてくれているように思う。

 

 

 

ヒカリエに出社したあとに、後輩にあうために直営店へ行った。

何気ない会話からあることを聞かれた

「ヒカリエでの仕事は楽しいですか」ということ。

 

 

 

こんなことを聞かれると、

最近答えてしまうのは「残業が多くてきつい」ということ。

 

 

 

だけどいい側面も沢山ある。

多くの人と仕事ができるということ。

自分の知らない世界を知れるということ。

大きな案件に携われているということ。

今の場所で通用するようになれば、

きっとこの会社ではある程度戦える様になるということ。

 

 

 

そう思えば、少しは心が楽になるし

今の何気ない日々に色を添えることができる様になる。

 

 

 

ふと思うのは、自分は運があるということだ。

たまたま配属された先に適任者がおらず、大きな案件にアサインしてもらっている。

普段20代後半ではなかなかアサインしてもらえない案件だと思う。

 

 

 

その運を掴んだ自分と、それまでの道を自分で切り開いてきた自分。

そこにはきっと理由がある。

それを誇りに思わないといけない。

 

 

 

最後に大きな仕事に携わっているからこそ、多くの人と関わりを持っている。

東京の人たちは、皆巧者で一筋縄には行かない。

だからこそ、構えて距離を取ろうとしてしまう自分がいる。

ただ、実はあいだみつをの言葉の中でもう一つ自分の心に共鳴したものがある。

 

 

 

人の世の幸と不幸は

人と人と逢うことからはじまる

よき出逢いを

 

 

 

人の心を動かすのは人、でしかない。

人と関わらない様にすることは、確かに不幸は招かないかもしれない。

ただ一方で幸も掴みとれないということでもある。

 

 

 

もっと多くの人の価値観に触れて

もっと自分自身を成長させていきたい。

だからこそ、ここで人との出逢いに億劫になってはいけないという

潜在的な思いからこの言葉が共鳴したんだろうな。

 

 

 

長くなった。

要するに自分の人生は好転しつつある。

そこに慢心せず、もっと深めたい。深く自分自身を刻みたい。

 

 

 

もう同じ過ちを繰り返さない様に。

 

 

 

I WILL. Life is mine.